株価下落時の資金繰り その2 のつづきです。
株価下落時に購入する資金をいかにして調達するかも問題となります。基本的に時価評価も軒並み下落しているので、手持ちの株式を売却して資金調達することは難しくなります。
一方、異なった資産クラスに分散投資しておけば、それぞれの値動きに相関性が低いので、下落時に換金性が高くなるという意見があります。
しかし、2000年代にはいって情報通信革命や金融革命がおこった結果、世界の市場は一体化する傾向が顕著となりました。つまり、異なる資産クラスの間でも非常に相関性が高くなってきているのです。
したがって現在では、ある資産クラスで暴落が発生すると連鎖反応的に他の資産クラスも同じように暴落するケースが多く、資産を分散する戦略も有効性が低くなりつつあります。
株価下落時の資金繰り その4 へつづく
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