実際の融資における銀行の立ち位置 その1 のつづきです
以上をまとめると、銀行の融資評価は下記のようになります。
メガバンク+りそな
収益還元評価+定量評価(決算重視)
地銀
収益還元評価+積算評価を少し加味
+定量評価(決算重視)+定性評価(経営者資質)を少し加味
第二地銀
積算評価を重視し、収益還元評価を加味
+定量評価(決算重視)と定性評価(経営者資質)をバランスさせる
信金・信組
積算評価を重視し、収益還元評価を少しだけ加味
+定量評価(決算重視)と定性評価(経営者資質)をバランスさせる
例えば、節税対策で三期連続経常利益が赤字の場合には、メガバンクと地銀では融資が極めて難しくなります。第二地銀もしくは信金・信組であっても、ハードルは高いと言わざる得ません。
三期連続で経常利益が小幅な黒字の場合には、定量評価重視ではなく、定性評価を加味してくれる第二地銀もしくは信金・信組のうち、取り引き実績のある銀行を選択するべきです。
※ 先祖代々の大地主や数億円以上の金融資産を所有する層においてはこのかぎりではありません。
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