なぜ、現在の長期国債先物のショートポジションが「フリーランチ」なのか? その2 のつづきです
2012年1月からの税制改正の影響で、CFDでの取り引きは非常に有利になりました。それまで総合課税だったのですが、20%の分離課税に変更されたのです。
更に3年間の損失の繰越が認められたため、現在の145円という高値が3年以上維持されなければ勝てるという特典までついています。 それまでは単年度でしか損失を通算できなかったのですが、翌年に繰越できるのは非常に大きな税務上の節税効果があります。
以上をまとめると、下記のごとくになります。
① 長期国債先物に関しては理論上は価格に上限がある
② 国債価格が暴騰している
③ 3年間の損失の繰越が認められた
この状況で長期国債先物を空売りすることはローリスク・ハイリターンであり、まさに「フリーランチ」 だと思うのは管理人だけでしょうか?
※ 投資の判断は自己責任でお願いいたします。
CFDを用いた長期国債先物取引の懸案事項 につづく
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