破綻を回避する方法 その6

 

破綻を回避する方法 その5 のつづきです

 

 

担保物件を売却しても返しきれない残債を消す方法は主に2つあります。

  1. サービサーを活用して債権放棄を得る
  2. 時効の援用を狙う

 

 

①のサービサーを活用して債権放棄を得る方法を説明します。仮に2億円の残債があるため担保物件を1億円で競売売却されたケースを例にします。この場合、差額の1億円の残債の回収目処が立たないため、金融機関はサービサーに1万円で債権を売却するとします。

 

 

ここで、債務者がサービサーに100万円支払うことで債権放棄してもらと、9900万円の債務が消えるので一件落着のように見えます。しかし、この9900万円の債権放棄益には税金が掛かってくるのです。

 

 

このままでは4000~5000万円の税金を支払わなければなりません。そこで、債務者本人が100万円支払う代わりに配偶者もしくは親戚が立ち上げた法人で、債権を100万円でサービサーから購入するのです。

 

 

立ち上げた法人には債務者に債権を請求する権利が発生し、新たに債権者と債務者の関係になります。しかし、実際には身内なので、債権を請求されても、債務者は「お金がないから返せない」と言えます。

 

 

「返せ、返せない」を繰り返して、債務者が死亡して相続が発生した時に、配偶者などの遺族が相続放棄すれば法人の債権が消滅します。こうすることで、債務者に掛かるはずであった債権放棄益は合法的に回避できます。

 

 

破綻を回避する方法 その7 につづく

 

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