学ぶべき歴史など存在しない! のつづきです
直近だけでもリーマンショック・欧州債務危機・東日本大震災が発生しています。そして、いずれの場合にも高騰したモノがあります。それは米国債・日本国債・独国債です。
リーマンショックなどは、震源地が米国であるにも関わらず、米国債は世界中のマネーの受け皿になりました。危機時に最も必要とされるモノは”流動性”なのです。
”流動性”の枯渇は”破綻”を意味します。今までの危機時には世界中の膨大なマネーが潤沢な流動性を求めて米国債を始めとする日米独の国債市場に殺到してきました。
よく日本の国家破綻時の対策として、金(ゴールド)を始めとした貴金属の保有を推奨する方が居ますが、管理人の視点からはナンセンスに見えます。
特に国債暴落等のドラスティックな変化が進行する局面では貴金属や商品も一緒に暴落するケースが圧倒的に多いです。貴金属や商品程度の市場規模では、巨大なマネーの受け皿にはなり得ないのです。
したがって、日本国債暴落の局面では米国債や独国債にマネーが集中する可能性が高いと考えます。具体的には、世界中の株式・貴金属・商品市場は大暴落を演じる一方で、米国債および独国債が高騰すると予想しているのです。
富裕層への扉? につづく
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