富裕層への扉? のつづきです
日本国債暴落が発生すると大幅な円安が起こり、大規模なキャピタルフライトが発生します。辺縁国のデフォルトでは外貨資産を所有する者が勝者となりました。
その教訓からは日本の場合にも外貨資産を所有していることがひとつの鍵となりうる可能性があります。しかし、今回は危機の規模が桁違いなので、すべてのタイミングで外貨資産が有効である可能性は高くないと考えます。
むしろ、経済危機発生当初は円高に振れる可能性さえあります。確かに外貨資産は危機に際して購買能力を維持する有効な方法だと思いますが、タイミングによってはむしろ日本円の現金の方が購買能力が高い可能性があるのです。
そして、ひとくちに外貨資産といっても米国債・独国債からFXや海外株式までいろいろな資産があります。仮に海外株式(ETF)で所有している場合には、日本国債暴落と一緒に下落している可能性もあるのです。
やはり、最も信頼できる購買能力の維持手段は米国債や独国債ではないかと考えます。通常これらに投資するには債権型の投資信託を通じてになります。
英語でのやりとりを厭わないのであれば、米国債に関しては直接購入することも可能です。興味のある方は黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編を参照ください。
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