資産形成の”総論”=お金に対する気持ちや想い のつづきです
富裕層にふさわしいお金に対する気持ちや想いを身につけていないと、具体的な手法(=各論)を学んでも充分な成果を出すことができないと述べましたが、具体的にはどのような想いなのでしょうか?
私の周囲の富裕層を観察して感じた一般の方との最も大きな違いは、心の底からお金が好きかどうかという点だと思います。一般の方は、お金を”汚いモノ””卑しいモノ”と考えている方がほとんどです。このため、家庭内でお金の話をすることは、下品なことで好ましいことではないと考えています。
このような家庭で育った子供は必然的に、親のお金に対する考え方を踏襲してしまいます。これは所得水準とあまり関係ありません。一例を挙げると私の友人の医師は年収2000万円ちかくありますが、お金は”汚いモノ”と思っているためほとんど貯蓄がありません。
管理人が幸いだったのは、商売をしている関係で両親が”お金は素晴らしいモノ””お金持ちは素晴らしい”と考えており、子供のころからそのような環境で育つことができたことです。残念ながら両親はツキが無かったため事業に失敗しましたが、両親の考えを踏襲していなかったら今の私は絶対に無かったと確信しています。
逆に義父は”お金は汚いモノ”という考えの方だったので、お金に執着することなくサラリーマン生活を全うして隠居生活を送っています。時代が良かったためローリスク・ミドルリターンを達成していますが、子供世代(=妻)の意識に大きな影を落としています。
鉄は熱いうちに打て! につづく
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