気がつけば少し貧しく​…

 

今朝の日経新聞で気になる記事がありました。

下記に要約を転載させていただきます。

 

 

 

気がつけば少し貧しく… 消えた内外価格差(物価考)

 

 

■日本の賃金減る

 

武者が大和総研アメリカでニューヨークに駐在していた1993年。為替相場は1ドル=110円前後で今とさして変わらないのに、5ドルも出せば十分な腹ごしらえができた。同年に帰国した武者は「世界一高い」と評された東京の物価に驚き、内外価格差に関する経済リポートを同僚とまとめた記憶がある。  

 

それから20年。安かったはずの米国の物価は60%近く上昇する一方、デフレに直面した日本の物価は1%下がった。低成長も響き、日本の名目賃金はこの20年でざっと9%減。80%以上増えた米国と比べ、家計の購買力は落ちた。  

 

1ドル=80円を切る超円高局面が収束して1年。為替相場が「実力相応の水準」(財務省幹部)に戻るなかで浮かび上がってきた円の購買力低下は、「気がつけば、日本が世界から少しずつ置き去りになっていた」(みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也)ことも意味する。  

 

 

以下中略

 

 

日本の物価の高さを示す内外価格差がピークの1.86倍をつけたのは95年。シンガポールが買い物天国と呼ばれ、割安なブランド品を探す日本人が大挙押しかけたころだ。長期デフレを経た今年、内外価格差は「1倍程度」となり、ようやく解消する見通し。価格差縮小に応じ、訪日外国人はこの20年で3倍に増え、今年は初めて1000万人を超す。 日本経済の需要不足は年8兆円規模。みずほ総合研究所の推計によると、訪日外国人が支える需要は年2兆~3兆円程度になる。豊かになったアジアからの訪問客が、物価が下がり少し貧しくなった日本の需要を底上げし、デフレ脱却を支えている。

 

 

以下省略

 

 

 

 

管理人は、リーマンショック前まではドイツ証券株式会社アドバイザーの武者陵司氏の見通しに注目していましたが、今回の記事でやや失望しました。

 

 

武者氏はあくまで円やドルなどの通貨ベースでしか経済界で発生している事象を捉えていない印象です。武者氏はこの20年間で物価がドルベースで80%も上昇したと述べていますが、私は物価が上昇したのではなく、ドルが減価したものと考えています。

 

 

確かに米国のGDPや株価は、ドルベースで見ると大幅に上昇しています。しかし、例えば貴金属や資源ベースで眺めると、米国の経済規模や株価はさほど上昇しているわけではありません。つまり、単にドルの通貨価値が下がっただけなのです。

 

 

現在のような世界中の主要国が一斉に金融緩和している状態は歴史上類を見ません。そして行き過ぎた金融緩和の行く先は通貨価値の下落です。全通貨の価値が同じように下落していく過程では、ゆでガエルのようにかなり状態が悪化するまで通貨価値の下落に気がつかない可能性があります。

 

 

実は、管理人は既に世界中の通貨価値がかなり毀損しているのではないかと考えています。円の価値はアベノミクスまでは保たれていましたが、政権交代以降は他の通貨と同様に下落しつつあると認識しています。

 

 

このような状況では、長期的には現金を”価値のあるモノ”に交換しておく必要があります。しかし、短期的には紆余曲折があるので単純にすべてをモノに交換しておくことが良いとは限らないのが難しいところですね。

 

 

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