2014.4.18のJ-CASTで興味深い記事がありました。「東大生から見放された朝日新聞 今春「入社ゼロ」に幹部ら衝撃」です。
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大学生の就職先として人気が高いマスコミ。なかでも朝日新聞といえば、東大を始め「銘柄大学卒」ばかりが入社する、と思われていた。ところが、2014年春に同社に入社した東大生はなんと「ゼロ」。東大生から、朝日新聞は見放されたのだろうか――。
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詳細はJ-CASTに譲りますが、何を今更・・・という感想です。マスコミ業界のビジネスモデルは陳腐化している上に、巨大な固定資産(負債)を抱えています。
現状では将来の展望が全く見通せないので、目端の利く学生なら敢えて沈みかけている泥舟に就職して自分の将来を託する気になれないでしょう。特に就職の選択枝の多い東大生なら、純粋に自分の希望にしたがって就職活動することが可能です。
ただし、株式投資に関してはやや違う観点で考える必要があります。自分の就職の際には”売り”は無いですが、株式投資の場合には”売る”ことができるからです。とことんまで業績が悪化して業界の存亡が危ぶまれるようになれば、購入するチャンスがあるかもしれません。
何と言っても大きな既得権益を保持しているので、人件費が削減されると業績が有る程度回復して低位安定する可能性を秘めているからです。もちろん従業員的には好ましくない状態ですが、株式投資家としては購入を検討できるかもしれません。
最後になりますが、目端が利く(?)はずの東大生が”新御三家”としてDeNA、グリー、サイバーエージェントを挙げているのはいただけないです。いつごろの情報かにもよりますが、2014年現在であれば、少し勉強が足りないのかもしれません。
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