以前記事にしたアーリーリタイアに関連しての話ですが、現在の職場を退職しても完全に社会との係わり合いを無くすのではなく、ある程度の接触を保っている方が精神的には健全であることが多いようです。
この場合、新規に起業するよりも雇用されている方が断然楽であることは論を俟ちません。しかし条件に合った再就職先が見つかるまではある程度時間がかかります。
このような時に威力を発揮するのが「雇用保険」です。会社員の方なら多くの方が知らないうちに雇用保険の掛け金を支払っていると思います。雇用保険の給付を受けるには下記の条件を満たす必要があります。
今回のケースでは上記①に該当します。したがって、現在の職場に2年以上勤務しているケースでは雇用保険を受給できる可能性が高いと考えます。
雇用保険の被保険者であった期間が10年未満の場合、基本手当の所定給付日数は90日です。もちろん、就職活動を行う必要がありますが、退職後も3ヶ月間は雇用保険で保護されることになります。
ちなみに雇用保険料率は5/1000(=0.5%)です。この保険料を支払うことで、90日分(3ヶ月)の基本手当が付されます。
労働者の立場だけで考えると、雇用保険の給付金を賄うためには3ヶ月÷0.5%/月=600ヶ月(=50年)もかかります。このため、雇用される身としては雇用保険に絶対加入しておくべきだと思います。
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