一年ほど前に自宅近くで購入を検討した物件があります。10mの前面道路に面する角地の綺麗な顔つきの土地に立つ築25年のRC造の戸建でした。元石材店オーナーの居宅だけあった非常に豪華な造りでした。
価格は4000万円程度だったのですが、45坪で1Fは駐車場で店舗にも改装可能な物件でした。住宅ローンを利用できるので35年であれば月額15万円程度の返済金額となります。
現在の自宅からの引っ越し(ヤドカリ作戦)も視野に入れて購入を検討しましたが、結局立地がネックとなって購入を断念しました。直線距離で1km程度の距離ですが、”地位(ぢぐらい)”が雲泥の差なのです。
つまらないプライドなのですが、地位の高いエリアから低いエリアに引っ越しすることに心理的な抵抗感があったのです。それ以外にも、隣の学区ではありますが、学区間格差が大きいことも理由のひとつでした。
このエリアで坪100万円を切る価格は魅力的だったのですが、一度購入を断念した物件に未練は無いので最近まで忘却の彼方でした。しかし、この物件がシェアハウスになっていることを全賃新聞で知りました。
リノベーション費用は200万円で、賃料は35~36万円程度のようです。う~ん、確かにこれなら投資の俎上に乗ってきます・・・。ここでも私の投資判断が甘かったことが証明されました(笑)。
全賃新聞では、”素晴らしいシェアハウスができました”という論評ですが、地域の実情を知っているので長期では微妙な案件だと思います。しかし少なくとも数年は十分戦えるスペックなので少し悔しいですね。
現金を投入するほどの価値は無いですが、住宅ローンを使えるのなら投資してもよかった案件なのかもしれません。こういう経験をすると見えていないだけで世の中はチャンスに満ち溢れていることが分かります。
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