今日は、子供の入試の付き添いに行ってきました。まだ年始にも関わらず受験シーズン到来です。そして、今回の入試はプレ入試的な日程だったので、非常にたくさんの受験生を集めていました。
私と同じ年代の親が多いので、会場では何人か知り合いに出会いました。世の中狭いものですね。それにしても私の周囲の高額所得者は非常に教育熱心です。
何故、これほどまでに高額所得者は教育熱心なのか?待ち時間があったので、軽く考察してみました。結局のところ、お受験・小学校入試・中学校入試・高校入試まで含めて、全て「大学入試」に行き着きます。
有名大学に入学する権利を得るために、子供が小さいときから多額の教育費を掛けて熾烈な戦いを繰り広げるのです。では、何のために有名大学に入学させようとするのか?
当たり前ですが、有名大学に入学することで大企業への就職や高度専門職・国Ⅰ合格の可能性が飛躍的に高まるからです。では何故、大企業への就職や高度専門職・国Ⅰ合格を目指すのか?
それは、大企業への就職や高度専門職・国Ⅰ合格することで、安定した経済基盤を得る可能性が飛躍的に高まるためです。これは、いわゆる学歴のマネタイゼーション(現金化)です。
世の中で最も難しいポイントのひとつが、このマネタイゼーション(現金化)することです。有名大学に入学することで、この最大の難関をクリアする可能性が高まるため、高額所得者がこぞって殺到するのです。
逆に言うと、有名大学を卒業してもマネタイゼーションできなければ何の意味もありません。東京大学工学部を卒業してもポスドクで燻っているようでは「残念」以外の何者でもないのです。
このような教育熱の落とし穴として、本来の目的(マネタイゼーション)を忘れて、偏差値の高い大学への合格を最終目標にしているケースがあります。親子ともども合格の先にあるものを見失っているのです。
したがって、首尾よく東京大学に合格しても、マネタイゼーションを伴わない「東大卒」には何の意味も無いことを、普段からしっかり子供に伝えておくことが肝要ではないでしょうか。
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へびつかい (月曜日, 05 1月 2015 10:31)
あけましておめでとうございます。
「学歴のマネタイゼーション」は心に染み入る言葉です。
東大レベルだと横の繋がりも財産になりそうな気がします。
最近じゃ新卒カードも大した輝きはないので、二流以下の大学はお金の無駄ですね。
zero-rich (月曜日, 05 1月 2015 22:06)
確かに東大レベルでは、横のつながりが最大の財産なのかもしれませんね。そして、その人脈も含めてのマネタイゼーションだと思います。
やはり、贈与税が不要な教育での”贈与”は非常に魅力的ですね。ただ、私の場合には投下した資金ほど成果が上がっていないので、歯痒いかぎりですが(笑)