全国の有力大学の合格発表は今週前半に固まっています。私の所有物件の近くの某旧帝国大学でも合格発表がありました。毎年、結構なお祭り騒ぎなのですが、そのテンションのまま合格者の宿探しが始まります。
時期的には繁忙期最後の書き入れ時です。この時期を逃しても、私の物件は社会人需要が豊富にあるので困らないのですが、朝一番でこの大学に合格した方から入居申込が入りました。
今回は、現在の入居者の退去が今週末なので内覧無しで決まりました。実はこの物件は、入居促進のために共用部の塗装を検討していました。しかし、あっさり決まったため塗装は来期に延期しようと思います。
オーナーの考え方によると思いますが、私はできるだけランニングコストを低く抑えることを経営方針にしています。例えば、先送りできる修繕はできるかぎり先送りするようにしています。
さて、今回の入居者の方ですが、大学1回生なので連帯保証人は親御さんです。全国屈指の難関大学なのでご両親は高属性の方が多く、今回の方も優に年収4桁を越えておられました。
築30年近い物件なのですが、未だに何の苦労もなく高属性の入居者で満室経営を維持できるのは、「立地」のおかげです。やはり、不動産は立地が全てだと実感しています。
私の前所有者は、20年以上クロスの張替え無しの清掃のみ(!)で経営していたようです。家賃は漸減していたものの、それでもある程度の入居者は確保できていました。まさに立地のなせる業です。
このように立地に優れた物件は維持管理やオペレーションが非常に楽で、ランニングコストも低く抑えることが可能です。このため最初の利回りが多少低くても、最終的な手残りが多くなる傾向にあります。
難関大学の難関学部に合格されて一家を挙げて喜びに浸っておられますが、私も切れ目無く満室を維持できて嬉しいです。やはり立地の良い物件は最高の資産であることを再確認しました。
コメントをお書きください