ビジネスではどの市場(ターゲット)を選ぶかで収益性が決まると言われています。一般的に顧客が多いほど、ひとりあたりの単価が低く、逆に顧客が少ないほど、ひとりあたりの単価は高くなる傾向にあります。
株式投資やFXなどの「投資」では、顧客のことを考える必要性はありませんが、同じ投資と言っても不動産に関しては、ある程度顧客目線で経営を行う必要があります。
しかし、リアルビジネスに近づけば近づくほど、自分の提供するサービス(=価値)の希少性と市場のニーズのバランスを考えて事業展開する必要があります。
このあたりは、オン・ザ・ジョブ・トレーニングで都度考えて判断することですが、方向性としては自分の提供するサービスの価値を上げて、より狭い分野に特化して収益性を上げる方向性が望ましいと思います。
数ある経営資源のうち、最も価値があるのはトップ(=自分)の時間です。限りあるこの貴重な資源を使って最大の収益を上げるには、顧客ひとりあたりの収益性を極限まで引き上げる方針を掲げるべきです。
もちろん、収益性を上げるには提供するサービスの質も極限まで引き上げる必要性があります。ただ、やみくもにサービスの質を引き上げることに集中するだけでは十分ではありません。
そのサービスの質の高さを顧客に知ってもらわなければ意味が無いのです。この点がビジネスを行う難しさであり、最大のキーポイントです。つまり、下記のような問題を解決する必要があります。
収益性を上げる → 狭い分野に特化 → 顧客を見つけることが困難
これを解決することがビジネスの肝であり、マーケティングの粋です。私も不動産やビジネスを展開する上で、常にこのことを考えながら、その都度方針を考えています。
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