2015.3.23号の全国賃貸住宅新聞で興味深い記事がありました。「コバヤシ・ファシリティーズ倒産」です。コバヤシ・ファシリティーズって何?という方がほとんどだと思います。
コバヤシ・ファシリティーズとは、生活支援型シニア賃貸マンションや住宅型有料老人ホーム「ライフコート」の建築請負を主体に事業を展開していた企業です。
なぜ、私がコバヤシ・ファシリティーズを知っているかと言うと、「全国賃貸住宅新聞」や「家主と地主」で、頻回に派手なブチ抜き広告を打っている会社だったからです。
広告では「医療関係の建築に特化」を謳っており、一見非常に信用力が高そうな印象を受けました。この広告をみてこの会社に工事を発注した方も多いと思います。
もちろん、広告を掲載している全国賃貸住宅新聞社に法的な責任は無いと思います。広告を受託するにあたり、その会社の信用調査まで施行する義務は無いからです。
しかし、読者サイドからすると全国賃貸住宅「新聞」社に、ある程度の信用を置いています。これが裏切られたわけですから(そもそも信用する方が悪いという話がありますが)、ちょっといただけないです。
今回の教訓は、いくら新聞や雑誌に立派な広告が掲載されていても、そのこと事態を信用力の判断材料にしては、絶対にいけないということだと思います。
特に大きな工事を発注する際には、帝国データバンクや東京商工リサーチなどの信用調査会社で必ず信用情報を取得するべきだと思います。自分の身を守るために、このことはベターではなくマストだと思います。
ちなみにコバヤシ・ファシリティーズのHPには、2015.3.27現在で自社が倒産したという告知はされていないようです・・・。これって倒産を隠して営業していることになるので、法的にはどうなのでしょうか?
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とばっちり喰らった社員 (木曜日, 30 4月 2015 00:51)
元社員です。
コバヤシファシリティーズは倒産し、私達には未払金を残し、社長は倒産する前に他の施設を買い取ったそうで熱りが覚めた頃のこのこ出てくるのではないかと言われてます。
ホームページあれはあのままで良いのでしょうかね?
zero-rich (木曜日, 30 4月 2015 06:49)
コメントありがとうございます。倒産に巻き込まれてしまい、大変でしたね。それにしても、4.30時点でもまだホームページ上では倒産したことを謳っていないのが気にかかります。