先日、投資用ワンルームマンション投資での嵌められ方の記事を書きました。この問題はあまりおおっぴらにはなりませんが、結構な数の方が犠牲者になっていると思います。
さて、実態を紹介しただけでは既に捕まって苦しんでいる方の救いになりません。そこで、何とか現在の苦境かた脱出する方法を考えてみたので、下記にご紹介します。
基本的には2000万円の価値しかないモノを3000万円で購入する経済行為なので、本質的な救いは全く無いのが現実です。したがって対策は、いかにして傷口を小さくするか? ということになります。
融資を受けている金融機関はノンバンクやS銀行が多いため、通常の銀行での借り換えは、基本的に不可能であることが多いです。また変動で高金利のため、長期保有は極めて危険です。
①②の問題点は、物件売却後の残債をどう捻出するかです・・・ ③は中途半端に給与所得者としての所得があるため、実際の交渉の場では説得力に欠けそうです。
④は、いよいよダメになった時以外には選択し辛いですし、自己破産するとその後の経済活動に相当な制約を課されますので、可能な限り避けたいところです。
もし、私が犠牲者であるのなら、②を数年~10年以上かけてゆっくり損切りしていくと思います。実際的にそれ以外で残債を捻出する方法がありません。
これほど人生の幅を狭めて、かつ狂わせてしまうものかと改めて投資用ワンルームマンション投資の罪の深さに愕然としました。まぁ、大○建○やレ○○レスなどの30年借り上げも50歩100歩ですが・・・
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へびつかい (木曜日, 04 6月 2015 10:04)
犠牲者の方たちって、最終的にどうなるんですかね?
一生返済? 自己破産?
zero-rich (木曜日, 04 6月 2015 11:45)
私の目撃例では、数名が自己破産、それ以外は奴隷状態が続いています。団信がついているので、病気でお亡くなりになったことでご家族が残債ゼロの物件を手に入れた方も居ました。
なから (金曜日, 05 6月 2015 17:23)
いつも知的好奇心をそそるような内容のブログで、楽しく拝見させていただいております。私は犠牲者の方たちの後始末をサポートするような仕事をしておりますが、本人たちはそれほど騙されたと思っていない気がします。
zero-rich (土曜日, 06 6月 2015 13:26)
たしかに、それも問題ですね。おそらく生活できないほど困窮しているわけではないので、茹でガエルの状況なのでしょう。