今年に入って金価格のラリーが続いています。株式市場は世界中で総崩れの状況ですが、金価格および産金株は逆行高です。FRBが利上げを中止することが最大の要因です。
そして、この産金株への追い風を受けて、今月末時点でついに私のポートフォリオで産金株の時価評価が水面上に顔を出しました。投資記録を確認すると、私は2013.5.15に産金株に参戦していました。
実に2年8ヶ月ぶりに産金株の時価評価がプラスになったのです。これだけ長い間マイナス評価に甘んじていたとは、バカじゃないのか? と思う方がほとんどではないでしょうか(笑)。
しかし、私は大まじめで産金株の対する逆張り投資を敢行しているつもりです。それにしても2年8ヶ月も水面下に沈んでいたのは、今回が初めての経験です。
2013.5.17のブログ記事を読むと、当時の見通しが非常に甘かったことが良く分かります。私が参戦した時点で「非常に安い」と判断した産金株の株価水準は、現在と比べてかなり高いです。
今回の産金株投資で種を蒔いたのは2013.5.15で、本格参戦したのは2015.8月上旬です。そして、時価評価がプラスに転じたのは2016.1月下旬なので、実質的には6ヶ月間の戦いでした。
私の過去の投資経験では、J-REITや電力株でも同じような経過をたどっています。本格参戦からおおよそ半年前後でユニット数がほとんど増えなくなりました(=株価が底をうった)。
もちろん、産金株の時価評価がプラスに転じたといっても、まだ3%程度水面上に顔を出しているに過ぎません。株価の見通しは本当に分からないので、週明けに再び水面下に沈んでもおかしくないです。
それでも、株価の下落とともに規則的に買い下がっていくスタイルの投資において時価評価がプラスに転じるということは、その投資が終了しつつあることを示唆します。
感情的には、もう少しユニット数を増やしたいところですが、長期にわたって金融資産投資で生き残っていくためには、できるだけ感情を排して機械的にトレードすることに徹する必要があります。
心の中では産金株が再度下落トレンドに突入することを祈りつつ、相場を見守っていきたいと思います。
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