次週に所有物件の1Fのテナントさんが退去予定です。レジデンス系と比べて商業テナントのリーシングは難しいと思います。そこで、今回はスモールビジネスを立ち上げることを検討しています。
人に貸すよりも自分でビジネスを行う方が効率良く稼げることが、4月の旅館業立ち上げでよく理解できたからです。しかし、新規分野への滲出はいつも苦労してしまいます。
今回は物件スペックを考えて、レンタルスペースを第一に考えています。一瞬、Airbnbもしくはゲストハウスの開業も考えましたが、既に所有している業態であるため、ポートフォリオ的にはイマイチです。
やはりスモールビジネスでは、リスクヘッジのためにも可能なかぎり多角経営を目指すべきだと思います。そこで、今回はレンタルスペースもしくはレンタルカフェを検討してみました。
スモールビジネスでは固定費の抑制、がビジネス成功のひとつの鍵を握っています。いかにして固定費を下げるのかが、オーナーとしての腕のみせどころとなるのです。
幸いオペレーションについては、現在旅館業で協業している方のリソースを利用することが可能です。このため、開業のための最大のハードルは越えています。
あとは、他にもっと美味しいアイデアは無いのか? をシュミレーションすることと、もしレンタルスペースに決定する場合には、いかにして初期費用を抑えるかを検討する必要があります。
商用スペースの改装をする際には、「見た目のおしゃれさ」が最も重要です。そしてそれをいかにして短時間で安く仕上げるのかが最大のポイントとなります。
そのためには「既存のものを利用する」「できるだけそのまま使う」とよいことが多いです。これは賃貸住宅経営から学んだことです。現状をいかに利用するか? がセンスの問われるところです。
例えば、おしゃれなカフェに行ったときには、入った瞬間の印象はとても良くても意外と細かい仕上げはいい加減なことが多いです。それでも細かい仕上げの雑さが、あまり気にならないのは何故でしょうか?
それは、私たちがその空間でおいしいものを食べたり、気持ちよく過ごす時間を求めているからです。あくまで空間を借りることが目的であり、自分の所有欲を満たすことが目的ではありません。
居心地良く気分良く過ごすには細かい仕上げや完成度ではなく、いかに素敵かが重要なのです。この考え方は初期費用削減において、大きなポイントとなります。
細かい数字を計算しつつ、本当にレンタルスペースを開業するのか否かを慎重に見極めたいと思います。気持ち的には単なるテナント貸しやAirbnbではなく新しい業態にトライしたい気持ちでいっぱいです。
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