昨年末に、所有物件の大規模修繕を行いました。築30年なのですが、前オーナー時代から一切大規模修繕がなされていません。私が所有して5年経過しましたが、さすがに競争力が落ちてきたので敢行しました。
実は室内のフルリノベーションを8月に施工しています。しかし、賃料を 47000円 → 54000円 にアップした影響からか、反響が芳しくありませんでした。
内覧はそこそこあるものの、なかなか決まらなかったのです。さて、どうしたものかと思っていいたところ、大規模修繕で外観と共用部をピカピカにすると、あっさり2日で決まってしまいました。
繁忙期の入り口に近かったこともあると思いますが、共用部のリニューアル工事の影響もありそうです。実際に自分の物件に行ってみると、見違えるようになっていました。
よく、不動産投資家仲間の物件見学会に行きますが、室内はフルリノベ
しているものの、共用部が手つかずという物件をときどき見かけます。このような物件では、共用部のボロさが目立ちます。
少し過激な意見かもしれませんが、共用部がボロボロで室内だけフルリノベするぐらいなら、室内に手を加えない方がまだマシという感覚さえ覚えます。それぐらい、共用部のボロさが際立ってしまうのです。
共用部のリニューアルは、お金がかかります。物件の配置にもよりますが、エントランス・共用廊下・壁だけに絞って工事するだけでも、大きく印象が変わる可能性があります。
リニューアルやリフォームを検討するのなら、まずは共用部から施工する方が、トータルで見た場合の物件競争力が増すのではないかと感じた出来事でした。
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