2017年1月下旬に、とある出版社から資産形成に関する書籍を出版しました。著書出版は初めての経験だったので、いろいろ苦労しましたが、我ながらかなりいい感じに仕上がりました。
本来なら当ホームページおよびブログでも、その著書の宣伝をするところなのですが、このサイトはあくまで「自分の趣味で書いているサイト」なので、宣伝は差し控えたいと思います。
さて、発刊後10日経ったので、ぼちぼちレビューが出てきていますが、予想に反してかなりさんざんなレビュー評価になっています。。。う~ん、自分の中では渾身の力で書き上げただけにちょっとショックです。
著書の内容は資産形成論とマインドなのですが、何故か「具体例が無い」という辛辣なレビューのオンパレードです。和食店に入って、中華料理が無いと言ってクレームをつけるのと同じだと思うのですが・・・
資産形成の総論とマインドがテーマの書籍に、具体例が求められるとは全くの想定外でした。これはおそらく、別のブログで公開している内容が、数字やロジックをベースにした記事だからだと思います。
ただ、実は総論とは言えども、実践者しか分からないTIPSを随所に盛りこんでいます。しかし、具体例を求めるレビュワーは、それらのTIPSに全く気付いていないようです。
確かに、初心者が読んでもTIPSの存在が分からないのでしょう。このあたりは、反省点でもあります。何事もやってみなければ分からないものですね。
さて、著書を執筆するにあたり、内容は総論的・マインドを述べることに注力しました。マインドが最も重要であることと、できるだけ著書の寿命を延ばすためです。枝葉の知識や方法論の方が受けは良いです。
しかし、それらの具体例をメインにして執筆すると、著書の寿命が著しく短くなります。例えば、私が販売しているマニュアルであれば、情勢が変われば、その都度改定して再配布すればOKです。
しかし、著書の場合には、変化に対応することが難しく、実質的には発刊時の一発勝負になります。せっかく、自分の資産形成論の集大成として執筆した書籍が短命に終わるのはもったいない・・・
私はこのサイトで販売しているモノ以外にも、いくつかの情報教材を他サイトで販売しているのですが、、枝葉の知識や方法論の方がストレス無く執筆できます。
極論すると、アタマを使わなくても自分が普段していることを書くだけで完成してしまうので、非常に執筆は楽です。一方、資産形成論やマインドは、非常にアタマを使います。
17年間の各種投資経験やスモールビジネスの立ち上げで習得した全ての知識をアタマの中で推敲して、充分に思考を練る必要があるからです。まぁ、どちらがいいかは人それぞれですが、私は後者が好きです。
著書出版で儲けようと思っている人はあまり居ません。何故なら、印税は非常に安価なので、ミリオンセラーぐらいにならないと労働力に見合う報酬を受け取ることができないからです。
それでも著書を出版するのは、セルフブランディングと自分のやってきたことの記念を残すことの2点に尽きます。いろいろありますが、機会があれば、商業出版にチャレンジするのも悪くないと思います。
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tw (金曜日, 17 2月 2017 14:15)
こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいております。
もう一つのブログから辿って購入しましたが、とても素晴らしい著書だと思います。大切なものはマインドセットであって、小手先の手法はマインドセットあってのものですものね。
特に同意をするのが、給料天引き預金の部分や普段の生活で常に節約を意識する部分、そして「超過利潤」の流れの部分が最も同意できました。
初めから○○を選び、中古住宅と中古車しか買わない私だから同意できるものなのかもしれません。
私もなんとか30台で同じ富裕層入りの目標を達成できそうな環境下にあります。○○がどう決定されるかが、その速度を決められる立場ですが(笑)
おそらく、低評価が多くなる理由としては、一般的な○○が「本能的に受け付けられない」記述が多いために、癪に触る部分が多いため、具体的手法が書かれていないことを理由に叩いているのではないでしょうか。
zero-rich (金曜日, 17 2月 2017 14:17)
コメントありがとうございます。なるほど、そういう見方もありますね。以前知り合いから著書を発刊するということは、批判する側から批判される側に立つことを意味すると言われたことがあります。今回は、それを身をもって体験してしまいましたが、やはり商業出版の経験は何事にも変え難いと思いました。
※ 素性が分かる可能性があるため、○○に編集させていただきました。申し訳ございません。
pee (土曜日, 18 3月 2017 20:13)
購入したいのですが書籍の名前お教えいただけませんか?
zero-rich (日曜日, 19 3月 2017 08:02)
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