大学生の就職人気ランキングを知らない人は、居ないのではないでしょうか?ランキングは毎年発表されており、特にトップ10の企業が注目を集めます。キャリタス就活2018のランキングは下記のごとくです。
日本を代表するような大企業ばかりですね。自分の一生がかかっているので、皆真剣に業界や企業の将来性を検討しているハズです。その結果が上記なので、それなりに「集合知」が発揮されています。
しかし、何故か就職人気ランキングは、企業の将来性を占う上で全くアテになりません。それどころか、就職人気ランキングに上位表示された企業は10年ほどで経営危機を迎えるとまで言われる始末です。
事実、2018年度のランキングをみても金融機関と航空・旅行業界ばかりです。正直言って、私がもし学生であるなら絶対に就職希望しないような先行きの怪しい業界・企業ばかりです。
確かに金融機関は現状では盤石にみえますが、フィンテックの進展でITジャイアントとの競争が激化する可能性が高いです。Googleなどに伍していけるのか? というと、少し怪しいと言わざるを得ません。
また、ANA、JAL、JTBなどを希望している学生は、本当に業界の状況を把握しているのか?という疑問符が付きます。イメージだけで選んでいるとしか思えないお粗末さだと感じるのは私だけでしょうか?
学生の就職人気ランキング入りした企業は、現時点がピークである可能性が高いです。しかし、学生の企業人としてのピークは10~20年後にやってきます。
このように考えると、人気企業を選んだ学生の将来は決して明るいモノではなさそうです。。。そして、就職人気ランキングは株式投資を行う上で有効です。もちろん、逆指標としてです。
つまり、就職人気ランキングの上位にランキングされている企業は、現在ピークにある割高企業であるため、絶対に長期投資してはいけない銘柄群である可能性が高いのです。
このように、私は日本株式投資を実践する上で、学生の就職人気ランキングを非常に重宝しています。それにしても、学生は少々勉強不足だと感じてしまいます・・・
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