現金相当物として代表的なものは、もちろん預貯金です。現在は超低金利のため、預け入れ利息はどこの金融機関も条件はほぼ同じ(=ゼロ)です。だからと言って預貯金が意味が無いかといえば、そうではありません。
消費者物価指数が1%程度のマイナスであるため実質金利は1%程度です。下手な資産運用をするよりも確実なリターン(?)を期待できます。
しかし、実質問題として利息収入はほぼ見込めません。本来なら金融機関の財務格付けによって、預金利息に差があってしかるべきですが、1000万円までのペイオフのため預貯金がリスクフリーになっているので、ここでも金融機関間で差が無いのです。
こうなってくると、下記の事項が金融機関を選ぶ決め手になります。
① 融資の受けやすさ
② 使い勝手の良さ
③ 手数料の安さ
①の融資に関しては、融資対象(例えば不動産)や地域によって差異が大きいため普遍化できません。②と③に関してはネット銀行に軍配があがります。
特にお勧めは住信SBIネット銀行です。この銀行に口座を持っていると、個人の場合は月3回まで無料で送金できます。また、セブン銀行や郵貯銀行のATMで、24時間手数料無料でお金を引き出すことが可能です。