2014年
6月
29日
日
昨日の余韻が冷めないうちに、現状の問題点を分析してみました。私はNYSEで米国株式に直接投資していますが、参入時期が良かったため、全体では+150%のパフォーマンスを挙げています。
しかし、詳細を確認すると大幅に負けている銘柄が少数ですが存在します。そのうちで最大の含み損を抱えているのが、JGBDです。JGBDは、ショート型の日本国債ETNでNYSE Arcaに上場しています。
この銘柄を購入したのは2013.4月の「黒田バズーカ」の直後でした。このとき、日本国債は人類史上の最高値を記録しています。このタイミングで参入したので、負けは無いだろうと思っていました。
しかし、ショート型の恐ろしいところは、ランニングコストが高いことです。常に市場でショートポジションを張り続けるため、国債市場が下落しないかぎり常に出血し続けているのです。
このため、JGBDは購入以来一度も水面上に顔を出すことなく、今日まで含み損を抱え続けています(笑)。まあ、これは当たり前のことなので、日本国債下落の保険と割り切って買い増しのタイミングを見計らっています。
日本市場が阿鼻叫喚の地獄絵図となることを待ち続けているようで感じ悪いですが、自分が生き残る手段と割り切って冷静さを保ち続けたいと思います・・・。
2013年
9月
15日
日
今年の7月ごろからオプションの勉強をしています。きっかけはブラックスワン対策ですが、なかなか難しくて理解できません。そしてプットの買い戦略をメインに据える管理人にとって、初めてのメジャーSQがなんと魔の9月となりました。
何故、魔の9月かというと1年のうちで最も暴落を起こしやすい月だからです。2001年の同時多発テロ、2008年のリーマンショックも9月に発生しています。
もし、何らかの大暴落が起こるなら一攫千金ですが、日経225オプション 暴落暴騰予測型投資法が提唱する指標では、大暴落が発生する確率はあまり高くありませんでした。
単に”9月だから”という理由だけでオプションに参戦するのもどうかと思うので、今回はプット買いを見合わせました。次のメジャーSQは12月です。それまで更にオプションの研究をしたいと思います。
2013年
8月
06日
火
屑プット買いの最大のメリットは? のつづきです
オプション買いは金融資産の”保険”です。物件オーナーで火災保険を掛けていない方や、個人で生命保険に加入していない方はあまり居ないと思いますが、金融資産では何故か”保険”を掛けていない方が大半です。
このようにオプション買いの手法は、何がおきるか分からない現代社会では必須の知識だと思います。確かにオプションをマスターするのは難しいですが、
となりうる”屑プット買い”の手法をマスターすることはロー(ノー)リスク・ハイリターンで有益だと思います。
※ オプション買いが有効になるのは暴落時や暴騰時です。したがって、この手法が威力を発揮するのは数年に一度程度です。
2013年
8月
05日
月
日経225先物やCFDの売りだけでは力不足です のつづきです
そして、暴落時に利益を上げる最大のメリットは、激安となった現物資産を大量にバーゲンハンティングできることです。管理人が2008年のリーマンショク時と2012年の電力株の暴落時に採用した手法は、安全ではありますが爆発力に欠けるのが難点です。
このように暴落時に得た利益で激安となった現物資産をバーゲンハンティングする手法は、長い目でみると資産を劇的に増大させる原動力となるのです。もちろん、現物資産は株式だけではなく不動産も含みます。
2012年秋に電力株の購入を終了して以来、管理人は金融資産の購入を一切行っていません。不動産は値付けミスの物件を1戸だけ購入しましたが、基本的に暴落時にのみ資産を購入するスタンスです。
管理人のような投資方針の方にとって、オプション買い(屑プット買い)は、資産を殖やす強力なツールになると思います。日経225オプション 暴落暴騰予測型投資法で提唱されている手法は、マスターして損はない知識だと思います。もしかしたら49800円で人生が変わるきっかけになるかもしれません(笑)。
オプション買いの総括 につづく
2013年
8月
04日
日
管理人の購入した情報商材 のつづきです
このように市場全体が暴落するときに自分の金融資産の減少を防ぐことは至難の業です。現物の減少分を追証の危険性を少なくして安全に補うには、理論的にはCFDや日経225先物売りのレバレッジの逆数分だけの自己資金が必要と考えています。
例えば、金融資産1億円の方がレバレッジ5倍程度で暴落をヘッジしようと思えば、日経225先物であれば1億×1/5=2000万円の自己資金が必要となるのです。
※ 管理人の感覚であり、一般的にはもう少しハイレバレッジまで許容されていると思います。また、長期国債先物などの理論価格に上限のある原資産の場合には、売りであっても更なるハイレバレッジが可能です。
追証さえ掛からなければロールオーバー時のスプレッド分の手数料だけで暴落のヘッジは可能です。しかし総資産のかなりの割合の証拠金が必要であることと、ここまで自己資金を費やしても暴落時に資産総額が増えるわけではないのが問題点です。
これに比べて暴落のタイミングをある程度の確立で予想できると仮定すれば、日経225オプション 暴落暴騰予測型投資法で提唱されている屑プット買いでは、現物資産の減少分を上回る利益を上げることが可能となります。
屑プット買いの最大のメリットは? につづく
2013年
8月
03日
土
どうやってブラックスワン対策をマスターするのか? のつづきです
それは、日経225オプション 暴落暴騰予測型投資法です。価格が49800円するので少し躊躇しましたが、なぜ、購入しようとしたかを下記に記載します。
FX・日経225先物・CFDでは何より証拠金が必要であり、レバレッジをかける場合は常に追証のことを考えなくてはなりません。実際に満玉でポジションを建てるとほぼ確実に追証に追い込まれます。
だからと言ってレバレッジを下げ、追証を気にしなくて良いレベルであれば、たいして儲けが出ないのです。更に言うと、FX・日経225先物・CFDは、満玉近いハイリスクを取っても、対価はたいしたことがありません。
例えば詳細はこちらを参照していただきたいのですが、CFDで日本国債先物を売る場合、1枚当り145円で仕込んだ場合、金利3%の危機的状況で1000万円程度の含み益を得るには、上限を160円に設定した場合には820万円、上限を153円に設定した場合には500万円もの軍資金が必要となります。
自分の持つ金融資産がブラックスワンの出現で「溶けて」いく状況では、あまりに心許ないヘッジ手段と言わざるえないと思います。
2013年
8月
02日
金
ブラックスワン対策の一例 のつづきです
何冊かオプション取引の書籍を購入しましたが、どれも途中で挫折してしまいました。自分にはオプション取引は難し過ぎて無理だなとあきらめかけましたが、よく考えるとブラックスワン対策で必要な知識は、「プット買い」の一部の戦略のみであることに気付きました。
しかし、一般で売られているオプション関係の書籍は網羅的に全ての戦略を詳述しているものがほとんどで、「屑プット買い」のみにフォーカスしている書籍は皆無でした。普通に考えたら、終末論者的なこの陰気な戦略が人気化することは無いでしょう・・・。
そして、2013年の年始に計画した「オプション取引をマスターしてブラックスワンに備える」という目標は、達成困難だと諦めつつありましたが、最近になってこの目標にぴったりな情報商材を発見しました。
管理人の購入した情報商材 につづく
2013年
8月
01日
木
管理人がブラックスワンに興味を持った理由 のつづきです
安間氏はブラックスワン対策の例として、ブラックスワン理論の本家であるタレブの採った手法について解説しています。具体的に言うと「アウト・オブ・ザ・マネー(=大外)のオプション買い」です。
分かりやすく言うと、「人間は想像できるは範囲のリスクには過敏に反応するが、想像を超えたリスクについては過小評価する傾向がある。」=「実際に起こる確率に比べてちょい外のオプションは過大評価されやすく、大外のオプションは過小評価されやすい」というリスクの歪を利用した投資法です。
どうでしょうか?あまり分かりやすくないですね(笑)。実際、この書籍を読んで衝撃を受けた管理人は、2013年の目標のひとつに「オプション取引をマスターしてブラックスワンに備える」を掲げました。
しかし管理人にとってオプション取引は、現物株式・FX・日経225先物・CFDと比べて格段に難しいと感じています。「コール」「プット」のそれぞれに「売り」「買い」を掛けて合計4パターンの取引が基本になりますが、戦略が多すぎて理解できないのです。
2013年
7月
31日
水
ブラックスワン対策を考える のつづきです
管理人がブラックスワンについて興味を持つようになったのは、安間伸氏の「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ4 新バフェット流で資産形成」を拝読したのがきっかけです。
この書籍は3つの話題から成っています。
①では、先進国で成長が鈍っても、世界全体で成長が続けば儲けることが可能な「儲かる仕組み」を確保したバフェット流のグローバル企業への長期投資を推奨しています。
②では市場全体が右肩上がりで成長していなくても個別銘柄のロングとショートで儲けを出す投資手法を解説しています。
③では時々飛来する暴落時・暴騰時に儲けるためのオプション戦略において問題となる「何も起こらない長い期間」のコストをどう支払うかを、オプションの組み合わせで解決する手法について概説しています。
おそらくセールス目的で一般にも認知度の高い①のバフェットの名前を書籍名に冠していますが、この書籍の本当の価値は③の「ブラックスワン対策」にあると思います。
ブラックスワン対策の一例 につづく
2013年
7月
30日
火
ブラックスワンをご存知でしょうか?金融界では、米同時多発テロやリーマンショックなど事前にほとんど予想できず、起きた時の衝撃が大きい事象のことを言います。
認識論学者で元ヘッジファンド運用者としての経験を持つナシーム・ニコラス・タレブ(Nassim NicholasTaleb)が、2006年に刊行した著書「ブラック・スワン(The Black Swan)」で説明している考え方です。
タレブの提唱した考え方は、「ブラックスワン理論(Black swan theory)」といい、2008年のリーマンショックで一躍世間の注目を集めるようになりました。
従来、全ての白鳥が白色と信じられていましたが、1697年にオーストラリアでコクチョウ=「黒い白鳥」が発見されたことにより、鳥類学者の常識が大きく崩れることになった出来事から名付けられました。
確率論や従来からの知識や経験からでは予測できない極端な現象(事象)が発生し、その事象が人々に多大な影響を与えることを総称したものです。
実際に、ヘッジファンド運用会社の中には、ブラックスワン理論に基づいた投資戦略を持つファンドを運用しているところもあります。
管理人がブラックスワンに興味を持った理由 につづく