金に対する投資を検討するときには大きく分けて下記のような3通りの方法があります。

 

  1. 金の現物買い
  2. 金ETF
  3. 金鉱株(個別銘柄もしくは投信)

 

日本においては従来①の現物買いがメジャーな方法でしたが、大量の金を保管するためには貸金庫等の維持コストが発生します。また、田中貴金属等で売買するためには割高な手数料を徴収されます。

 

 

2000年代に入って②の金ETFを利用できるようになりました。保有のための維持手数料が格安で、売買手数料も通常の株式と変わらないため、現物を所有する満足感に拘らなければ①よりも優れた投資手段だと思います。

 

 

③は従来から議論のあるところですが、純粋な金とは少し異なる要素があります。産金会社は、新しい金鉱脈を見つけて生産により確認埋蔵量が減少することを補う必要があります。

 

 

仮に新しい金鉱脈が見つからなければ、超長期的には自分の足を食べるタコのように産金会社の価値はゼロに向かって収束していくのです。

 

 

そして、産金会社は新しい金鉱脈を発見するのに苦労しています。つまり産出される金のグレード(品質)は下がった一方で、採掘にかかるコストは上昇、結果としてマージンが圧迫されたため、金価格の上昇ほどには、金鉱株は上昇しない現象が発生しているのです。

 

 

金鉱株といえば、バリック・ゴールド(ABX)やニューモント・マイニング(NEM)が代表的な銘柄です。日本の代表的な産金会社といえば、住友金属鉱山(5713)ですが、他セクターの比重が高いため純粋な産金会社ではないと思います。

 

 

管理人は、金現物について①重くてかさばる ②利子や配当も生まない ③貸金庫代までかかる ④売買手数料が割高 と考えているためどちらかといえば金鉱株の方がいいのかなと漠然と考えていました。更に金鉱株は配当まで付きます。

 

 

一方、金ETFの場合には金現物が持つ、維持管理費や盗難リスク、売買手数料の割高さといった欠点は解消されています。問題点は、本当に金現物に裏付けられた証券であるかどうかという点です。

 

 

金現物(ETF)と金鉱株の比較では、純粋な投資の観点からどちらの投資対象がより望ましいのかは微妙なところだと思います。判断材料のひとつとして、現在の金鉱株価格の水準が金現物と比べて割安なのかどうかということです。

 

 

金現物(ETF)と金鉱株との関係も経時的に変化します。「 ドルの崩壊と資産の運用」の著者ジェームス・タークによると、金鉱株と金現物のどちらを購入するべきかの指標としてフィラデルフィア・ゴールド&シルバー指数(XAU)を買うのに必要なゴールドグラム数を提唱しています。

 

 

XAUを一単位購入するのに6ゴールドグラム以下の場合には、金鉱株は割安だと言えるとのことです。2013.5.10現在、XAUは108.52ドル、1グラムあたりの金価格は46.56ドルなので、XAUの価格は2.33ゴールドグラムです。

 

 

ジェームス・タークの考えでは、2013.5.10現在の金鉱株価格は金現物に比して割安という判断となりますが、この原因が採掘にかかるコスト上昇である可能性が高いことに注意が必要です。

 

 

アメリカのITバブル崩壊に端を発した危機の連鎖が、サブプライム危機に至り、現在の世界的な金融緩和が持続しています。各地域とも異常な金融緩和から抜け出せなくなっており、見方を変えれば既に通貨価値の下落は始っていると考えられます。

 

 

これはつまり、インフレ時代の到来を意味します。インフレ時代では独占的な資源企業の価値が上がります。希少資源へのアクセスを独占することで価格決定権を握っていることが企業価値を高めるのです。

 

 

しかし金の需要の内訳は、ジュエリーが40%、投資目的が40%、中央銀行による金購入が15%といわれています。つまり、人間は生活していく上での必需品ではないのです。

 

 

この辺りの金に対する判断をどうするかが、来るべき世界的なインフレ時代(=通貨価値下落)における金投資の是非が決まると思います。管理人は、2013.5.10終値時点では金鉱株は割安な水準にまで下落していると判断しています。

   

 

※ あくまで管理人の私見です。投資判断は自己責任でお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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